１．ルート
東名厚木IC→小田原厚木自動車道→ターンパイク→伊豆スカイライン亀石峠IC→修善寺サイクルスポーツセンター→修善寺駅付近→県道18号→達磨山レストラン→西伊豆スカイライン→天城牧場→仁科峠→宇久須港→国道136号（マーガレットライン）→県道16号→石廊崎→国道136号→下田→国道135号→伊豆高原→伊豆スカイライン→熱海峠IC→ターンパイク→小田原厚木自動車道→東名厚木IC（到着時刻午後6時頃、走行距離420km）

２．参加車
986Sボクスター（6MT）、987C7SケイマンS（6MT）、997カレラ4S（PDK）、997turbo（Tips）

３．ツーリングレポート
　12月6日（日）AM6：30に海老名SAに集合して、2009年最後のツーリングとして伊豆半島を一周するツーリングに出発しました。
　このルートは、PCTC会員でもあるブロガー・セイウチさん主催のツーリングで走ったルートです。対向車が少なく、低速コーナーから中速コーナーまでバリエーションに富み、何度走ってもワクワクする素敵なコースです。
　今年は1度しかこのルートを走っていなかったので、年内にどうしても走りたくなり、急遽、時間の都合がつく人のみを誘ってのツーリングとなりました。
　ターンパイクでは、ホンダS2000が白バイに捕まっていたので自重しながらの走行、伊豆スカイラインでは、霧が発生していたのでスローダウンと幸先がよくありませんでした。
　修善寺のサイクルスポーツセンターで記念撮影を行い、達磨山レストランからの景観も雲におおわれ、no goodでした。
　今日のハイライトのひとつ、西伊豆スカイラインです。天城牧場に向かう西伊豆スカイラインは、3つの区間に分けることができます。
　最初は、低速コーナーの上りで構成され、2速で攻めていきます。次は、中低速コーナーの下りで構成され、2速のままでもいいのですが、敢えて3速から2速へのシフトダウンを楽しみながら駆け下りていきます。そして、中速コーナーのアップダウンが入り混じったコースを3速中心に駆け抜けます。3速で踏んで行った時のフラット6の雄叫び（おたけび）に心が躍らないポルシェ乗りはいないでしょう。痺れまくりです。
　また、スポーツシャーシーが装着されている997カレラ4Sは、トラクションをいかして立ち上がり重視のドライビングに対して、986Sボクスターは、アクセルコントロールによる旋回スピード重視のドライビングでした。ドライビングスタイルは異なりますが、お互いの呼吸が合ったツーリングは、「楽しい」のひと言です。
　ふたつ目のハイライトは、国道136号のマーガレットラインです。特に、松崎温泉から石廊崎あたりまでは交通量が少なく、中速コーナーで構成され、山岳を走っていたと思ったら、突然、海岸線を走ることになり、景色がクルクルと万華鏡のように変わるのがたまりません。
　さらに、コーナーのアール（曲率）が270°近く曲がるものからゆるいコーナーまでバリエーションが豊富なので、次はどんなコーナーなのかワクワクします。何度走っても、とても覚えられません。
　夢中になって走った為、だいの大人が休憩地で糖分が欲しくなり、ソフトクリームを舐めました。その姿を想像するだけで笑っちゃいます。
　下田から伊豆高原までの国道135号のなぎさラインは、混んでいて低速走行ゆえ、睡魔との闘いです。
　最後のハイライトは、伊豆スカイラインを天城高原から熱海峠まで、すなわち、始点から終点までのコースです。
すでに辺りは街灯もなく真っ暗なので、「ゆっくり行きましょうね。」と言い、みんなも「安全に行きましょう。」との返事でした。しかし、ポルシェが「もっともっと」とせがむはずなので、ナイトステージも全開で行くつもりでした。
　料金所を抜けてアクセルを踏み抜き、バックミラーをいちべつすると、ぴったりとついてきます。みんな嘘つきです（笑）。でもこれほどの車バカ、ポルシェバカと最後の最後まで楽しむ為にポルシェに鞭を入れました。
　しかし、今朝の日本経済新聞で富士の裾野に沈む夕日が特別に綺麗だという記事が出た為、観光客が多く、韮山峠から終点の熱海峠まではゆっくり走りました。
　ここで初めて気が付いたのです。左手に見える三島市、沼津市の夜景がとても綺麗だということに…。今まで真剣に走っていた為、前しか見ていなかったのです（大馬鹿）。
　大観山からのターンパイクからの下りは、そこそこのペースで走り、今回のツーリングは終了しました。
　楽しいことの後には苦しいことがあり、渋滞20kmの表示が出ている東名高速に向かって走って行きました。
　参加された皆様、お疲れ様でした。2010年も楽しいツーリングを一緒に走りましょう。

（P.S.ターンパイクを降りた最初のお土産物屋の隣の「タバコ・みかん」の看板のある小さなお店のみかんは美味しいです。）