141012PCTC:あてま高原1泊ツーリング(初日) のイベントレポート
DAY1:10月12日(日)
1.自宅→圏央道→鶴ヶ島JCT→関越道→小出IC→R252→入広瀬→鏡ヶ池
明日は、関東甲信越地方に台風上陸という天気予報の中、PCTCの1泊ツーリングで新潟県十日町市にある「あてま高原」へ行ってきました。
10月12日(日)、午前5時に自宅を出発し、真っ暗やみの中、圏央道から関越道へと入りました。
藤岡JCTを過ぎると交通量が減り、高速ワインディングツーリングを楽しみました。
と言っても、盟友の986BoxsterS(キャララホワイト)のH氏、991carreraS(アゲートグレー)のS氏、997GT3 3.8(キャララホワイト)のK氏の3名が欠席の為、単独ツーリングでした。
最初のSSは、ほぼ一直線の関越トンネル内で、高らかにFLAT6を奏で(かなで)、スポーツエキゾーストの咆哮に酔いしれました。
眼下にガーラ湯沢を見ながら一気に駆け下り、六日町ICから小出ICまでの緩やかなコーナーを心のスロットルを全開にして駆け抜けました。
10年前の新潟県中越地震の影響なのか、ところどころ路面が波打っていたので、接地感が薄れる都度、ステアリングを強く握りしめていました。
午前8時30分に小出ICを降りてR252に入る頃には、快晴で絶好のツーリング日和となりました。
2.R252→六十里越→田子倉湖
快晴のもとR252でアタックを開始ましたが、アタック早々前走車に引っかかり、ブレーキランプを点灯させたところ、センターライン上をスーパーカブ110(CT110)にオーバーテイクされました。
加速力の劣るCT110がオーバーテイクとは身の程知らずめと思い、即、CT110のテールをロックオンしました。
このCT110の速いこと速いこと、リーンウィズの姿勢を保ちつつノーブレーキでタイトコーナーをクリアしていくのですが、やわkm/h以下に時速が落ちないばかりか、直線では、ぬわわkm/h以上出ているようなのです。
110cc、8.0PS、車重98kgなので、リッター73PS、パワーウエイトレシオ12kg/PSという数値以上の走りなのです。
ホンダCB400SF(53PS、200kg)に追いつき、CB400SFのライダーが直線で引き離しても、CT110ライダーの圧倒的なコーナーリングスピードの高さですぐに追いついてしまいます。
あまりにも痛快なので、私(3800cc、435PS、車重1400kg、リッター114PS、パワーウエイトレシオ3.2kg)もCT110と勝負しました。
4速固定で追走しましたが、数か所タイトコーナーで3速を使った為、負けました。
400cc、750cc、1000ccのバイクは、パワーウエイトレシオ値が低くても結局、車重が重く、タイトコーナーで切り返せない結果、上手なカブ乗りにコーナーで撃墜されるようです。
3.田子倉湖→R289(沼田街道)→R401→R352→七入橋駐車場
田子倉湖からずっとCT110が前をエンジン全開のまま快調に走っています。
このルートは、奥会津を存分に楽しめるハイペース周遊ルートですが、CT110の後ろでも全くストレスを感じません。
しかし、山岳路から全開を維持し続けてきたのでしょう。
CT110がガソリンスタンドに入ったところで、ランデヴーは終わりを迎えました。
ホーンを鳴らし、別れを告げ、更にペースアップをして七入橋駐車場へ997GT3を滑り込ませました。
薄黄緑色の山々を見る限り、紅葉はこれからでしょうか。
4.R352→R401→R289(沼田街道)→R252(沼田街道)→道の駅こぶし館(昼食)
只見線と只見川と並走するようにカントリーロードを走ります。
会津のマッターホルンと呼ばれている景観を楽しみ、只見線の第1から第8までの橋梁を横目に明日の雨の場合のルートセッティングを下見しました。
こぶし館では、新そばの「むかしそば」を食べ、素朴な味をノド越しで楽しみました。
さあ、あてま高原ホテルへ向かって来た道を引き返します。
5.田子倉ダム→R252→鏡ヶ池→小出IC→六日町IC→R253→R117→K342→ホテル
行きは、スーパーカブ110(CT110)を追走した為、立ち寄らなかった田子倉ダムを見下ろす駐車場により、雄大な田子倉湖、田子倉ダム、田子倉発電所を眺めました。
R252は、六十里越えと呼ばれ、昔から会津街道の難所で今も峠周辺で崩落が多い日本有数の豪雪の峠です。
よって、八幡平アスピーテラインよりスノーシェードの数が多い印象です。
鏡ヶ池では、名前の通り周辺の木々が池面に鏡のように映って(うつって)いるのが、印象的でした。
ホテル直行組から「飲んじゃってるよ~」というご機嫌な電話をもらい、私もホテル路を997GT3に鞭を入れて急ぎました。
タイトコーナーを攻めていても楽しいですが、高速でのフラットアウトもビシッと安定していて北島康介状態でした「ちょ~気持ちいい~!!」。
6.懇親会
ホテルにチェックイン後、月見の湯・露天風呂で長距離ツーリングの疲れを癒しました。
あてま温泉はアルカリ性単純温泉で、サッパリとした湯が、ドライビングでの肉体的、精神的な疲労を癒してくれましたが、楽しみにしていた美しい景観は真っ暗ゆえに何も見えませんでした。
懇親会は、雪椿という個室でスタートしました。
すでに私以外のホテル直行組は、ひとっ風呂浴びた後、2時間近く飲んでいる為、完全に出来上がっています。
会長の呂律が危うい挨拶もそこそこに「料理長特選会席」で懇親会はスタートしました。
地産の食材を使った料理は美味しかったのですが、特に、魚沼十日町産特別栽培米コシヒカリは、米マニアとして満足の一品でした。
翌日、ホテルのお土産コーナーで「斎木正志の魚沼産コシヒカリ5kg」を購入したのも夕食、朝食のご飯が美味しかったからです(走行距離677km)。